白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第14章 ★新たな仲間とストバスでの再会★
半泣きで抱きつかれギュッと締め付けられる
『どうしたのさつき....こんなとこに来て。取り合えず着替えるから離してくれる?』
桃井『ぅん....』
さっさとTシャツに腕を通したのだが
『ちょっとキツいわ』
主に胸のところが
『ま、いっか。さつき、おいで。』
今だすすり泣くさつきの腕を引いて体育館へと戻った
さつきが言うには、大輝は涼太との一戦でかなりの無茶をして肘を痛めたらしい。それに気づいたさつきが監督に申し立てて欠場させるように言ったのだけどそれがバレてしまい、一悶着あってここに駆け込んだ
まったく、大輝は相変わらず素直じゃないわね
可愛い可愛いさつきを泣かせて
火神『つーかさ、お前黒子と零蘭が好きなんじゃねーの?だったら青峰に嫌われよーが知ったこっちゃねーじゃん』
『大我!!』
このバカ!!!
慌てて大我をたしなめるけれどもう遅かったさつきは唇をぶるぶると震わせ、そしてわーっと泣き出してしまった
桃井『そうだけど…そーゆーことじゃないでしょお!?零蘭ちゃんやテツ君の好きとは違うっていうか危なっかしいっていうか、どうしてもほっとけないんだもんアイツのこと!』
火神『え!?あっ…その、スイマッ』
『『『あーあ、泣かせた…火神ヒッデーッ』』』
火神『いや、そのっ』
黒子『火神君、デリカシーなさすぎです』
『もっと女の子の気持ち考えなさいよバカ大我』
みんなで冷ややかに大我を見下しているとテツヤと私で優しくさつきの頭を撫でた