白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第14章 ★新たな仲間とストバスでの再会★
なんて考えていると
ザァアアア.....
What!?
突然の大雨に見舞われ観客が散り散りになり始める
『わぁ~…これはダメね。恐らく中止になるわ』
黒子『とにかくどこか雨をしのげるところへ』
紫原『白ちん!』
『どうしたの?』
紫原『これ着てって。風邪引いちゃやだし』
フワリと陽泉のジャージを頭から被せられるさすが彼に合わせただけあってとても大きい
『ありがと敦!洗って返すから!』
私達は敦達と別れ雨宿りできる場所に走っていった
そして今は電車の中
雨宿りをしていたら急にかかってきたリコさんからの電話
内容は今すぐ学校に来ることだけ言われ、詳しいことはわからない
にしても途中からの雨だからかやけに電車内の人口密度が高い
木吉『白崎、大丈夫か?』
濡れている私に気遣ってくれているのね
『はい、大丈夫です。彼のジャージのおかげでなんとか』
黒子『.....火神君、木吉先輩』
火神『おう』
木吉『分かってるよ』
三人との距離が少し詰まった気がするんだけど
『あの....』
黒子『零蘭さんは、気づかなくて大丈夫てすよ』
三人の目線は周りの人達へと向けられている心なしか睨んでる気もするけど
よくよく自分の体を見てみれば少し透けていた
あぁ、そういうこと
『ありがとう...三人とも』
リコ『零蘭ちゃん貴女もなの!?これ貸してあげるから向こうで着替えてきなさい!』
学校に着き体育館の扉を開けた瞬間にリコさんに怒られ、Tシャツを渡されると被服室に押し込まれた
というより、貴女もってどういうこと?
訳がわからずとりあえず中に入ると既に先客がいた
『さ、さつき!?』
桃井『あ....零蘭ちゃ~ん!!!!』