白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第14章 ★新たな仲間とストバスでの再会★
唇を舐められ、そっと離される
少し大人っぽくなった敦は優しい笑みを向けてくれる
こんな罪深い私を....
『許さないでよ....』
紫原『...白ちん』
大丈夫だよ、と囁かれまた温もりに包まれる
長い腕が私をすっぽりと包み安心感を与えてくれる
紫原『....これ以上自分のこと責めたら、捻り潰しちゃうかもよ』
『ふふっ.....それは困るわ。....ありがとう敦』
紫原『白ちんの為だし....あ、俺人探してたんだった』
『あらそうなの?そういえば私も行かなきゃいけないとこあるんだった』
いけない、ストバスの時間もう来てるわよね!?大我に怒られちゃうわ
紫原『マジ?じゃあいこっか。すぐそこのストバスでしょ?連れてってあげる』
言い終わらないうちに片腕で持ち上げられる
『いいの?敦は人探してるんでしょ?』
紫原『うん。なんか遠目だけど俺の探してる人そっちにいるっぽいんだよね~』
そうこういってるうちに着いてしまった
流石敦、足早いわね
感心しているとそのままの体勢で人だかりの中に突っ込んでいく
まぁ、私は敦に抱えられてるから無傷だけどね
コートに着くと下に降ろされ、敦はちょうどジャンプボールで上げられたボールを阻止した
ってちょっと待って....敦が話しかけてる相手
忘れるわけがないわ...
『辰也!!!』
氷室『もしかして、レイラかい?』
『辰也...久しぶり』
今日はなんだか懐かしい人に会う日みたいね
彼に近寄りその体を抱き締める
彼の匂いがとても懐かしい...
背中に腕を回され最初から強めに抱き締められる
氷室『レイラ...レイラ....会いたかったよ。俺の愛しいレイラ』
何度も私の名を呼び頬や口にキスしてくる
忘れてたけど今大観衆の前だったんだ(焦)