白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第12章 ★夏合宿★
その夜は光と同じ布団で寝た
のだけど、何故か寝付けなかった
『目、完全に覚めちゃったな~、よし走りにいこう!』
寝巻きからスポーツできる格好に着替え、寝ている光とリコさんを起こさないようにそっと部屋を抜け出した
『はあっ、はあっ、』
やっぱり砂浜はキツい...!
走りが何時もより鈍くなってる、でもこれぐらいあった方がやりがいもある
必死に足を動かし、夜風をきるように走る
『はあっ、ってあれ?』
火神『零蘭?』
黒子『貴女も走っていたんですね』
『やっほ~、二人ともお疲れ♪』
火神『お前もな』
黒子『いつから走っていたんですか?』
『そうね、ざっとまだ二時間くらいしか走ってないわ』
火神『俺らまだ30分しか走ってねぇんだけど』
黒子『流石としか言えませんね』
『そう?』
高尾『お~い、そこのお三方』
緑間『夜中だぞ高尾、静かにしろ』
『あらまあ、誠凛と秀徳の光と影コンビが揃うなんて』
緑間『寝れないのか?』
『うん、少し』
高尾『俺もおんなじ♪ってことで夜のデートにでも』
『『『絶対ダメだ/です』』』
高尾『ぶぅ~、じゃあ全員でお話でもしようか!』
火神『で?なに話すんだよ』
高尾『夏と言えばホラー』
火神『ブッ飛ばすぞ』
黒子『なら零蘭さんに愛の言葉でも囁きましょうか』
ん....?
今何か幻聴が聞こえたような
『テツヤ?どういう展開からそうなるの?』
黒子『いいじゃないですか、少なくともここにいるメンバーは全員貴女を愛しているんですから』
『え~っ(困)』
高尾『好きだぜ、零蘭ちゃん』
『っ///和成、耳元はやめて』
黒子『高尾君、フライングですよ?』
高尾『告ったもん勝ち♪』
『君らさ、ただ言えばいいってもんじゃないでしょ?』