白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第12章 ★夏合宿★
ドスの効いた声に固まる二人
立花『申し訳ありませんお姉様』
火神『わ、わりぃ...』
『光は取り合えず包丁置きなさい。大我、あともう少しだから待ちなさい』
立花『はい..』
火神『分かった...』
バツが悪そうな顔の大我に向き直り、背伸びをして首に腕を回し、そっと口づける
驚いたのかピクッと体が震えたけど、すぐに口づけに応えてくれる
そのまま舌を絡め合い、熱い吐息が漏れる
『はあっ...すぐ持ってくから、ね?』
火神『おう、分かった』
機嫌良くキッチンから出ていった大我にクスッと笑う
ってか、光のこと忘れてたわ
今の完全に見られてたよね?
立花『お姉様、私...』
『な、何かしら?』
立花『悔しいです!!』
『What!?』
そういえばこの子私のことが好きなんだったわよね?
『ええっと、大我はアメリカ育ちだから、こっちの方がいいかなって(焦)』
立花『お姉様が望むなら、幸せならどこの男どもとキスしていても私は止めません。ですが私は、お姉様が好きです!』
『....そう、嫉妬したのね、嬉しいわ。流石に唇には出来ないけど、』
チュッと頬にキスをすればたちまち真っ赤になる光
とても可愛いわね
『さ、終わらせるわよ♪』
立花『は、はい!!』
火神『やっぱうめぇな!!』
『良かったわ♪と言っても作ったのは大半光だけどね』
立花『いえ!お姉様がいなければ途中でへばってました』
黒子『零蘭さん』
箸で煮た芋をとり、口元に運んでくる
食えと...?
『んっ....とても美味しい..ありがとうテツヤ♪』
黒子『いえ(どやあ)』
誠凛-零蘭・黒子『(黒子潰す)』
『じゃあ、秀徳さんのとこ行ってくるね』
(ど?美味しい?)
(あぁ、今日も旨いのだよ)
(零蘭ちゃん、俺の嫁になんない?)
(黙れ高尾)
(本当に杏子のようだね...)