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初恋物語

第5章 記憶喪失


しばらく待っていると先生が買い物袋を持って走ってきた


「ふぅ…やっと撒いてきた
これ、全部ゆぅのパジャマだよ
夜、着てからのお楽しみね」
「こんなにたくさん…いいんですか?
家具も大金じゃなかったですか?」
「大丈夫だよ。貯金が貯まってるからね
そろそろ帰るか
夕食作ってやるよ」
「先生の夕食楽しみです
帰りましょう」


デパートを出て先生のバイクの後ろに乗る
最初に乗った時より違和感なく怖さも感じない
風に揺られながらバイクは走りようやくアパートに着いた
部屋に入るとソファに倒れこむ
フワフワで座り心地がいい
時計を見ると夕方の6時半
お風呂のお湯を入れないとと思い浴室に向かってお湯を入れる
その間に荷物の整理をしソファに座る
キッチンの方で先生が夕食を作っている
先生の料理を待つのもいいけどどこか一人でいるような気がして寂しくなったので後ろからエプロン姿の先生を抱きしめる
後ろから覗くとどうやらオムライスとハンバーグを作っているようだ
エプロン姿の先生はすごく可愛い
他の人に渡したくないなと思っていると先生の動きが止まる


「どうした?寂しくなったのか?」
「うん…どこにも行かないで?先生…」
「どこにも行かないよ。ずっと傍にいる」


顎を掴まれ先生と唇が重なる
先生からのキスは甘くとろけて痺れる
舌を入れられる前に恥ずかしくなってしまい先生の胸板を押して浴室に駆け込む
湯船に入るも先程の光景を思いだし身体が熱くなる


「はぅ…気持ちいいなぁ
お湯もいい加減でポカポカだよ」

浴室から出て先生から貰ったパジャマを着る
見たときは恥ずかしいなと思ってたけど先生のことが一生懸命これを選んでくれてと考えるだけで嬉しいから着ることにした
でもちょっとダボダボしててサイズが大きい
袖の部分を折りたたんでリビングに向かった
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