• テキストサイズ

初恋物語

第5章 記憶喪失


流先生のところに行くとそこには隼人の上に跨っている流先生がいた
さっきのことを思い出してしまい自然とガクガクと震える
震える俺を先生は横から抱きしめ流先生を見る


「流!場所はどこだ?
見つかったのが俺たちならまだしも他の人だったらどうすんだよ」
「えー、それなら柊も人のこと言えないでしょ
ま、昔同じようなことされたからわからなくもないけど」
「…ここ、オレの実家に近いんだけど
オレはゆぅを傷つけたくないんだ
怯えるようなことはもうしたくない
大事にしたい、守りたい、愛したい
だからゆぅの初めてはオレが貰う」
「恥ずかしい言葉を言える柊が羨ましいな
お楽しみの時間が減るから早く行って
いずれ実家に挨拶に行くんだから大丈夫でしょ」
「じ、邪魔して悪かったね
お二人でゆっくり過ごしてください」


そのまま流先生の部屋から出て駐車場に向かう
先生の車に乗るのかと思ったらなぜかバイクがおいてる場所にたどり着いた


「先生?車じゃないんですか?」
「あれ、隼人にあげたよ
もう一車、これから住むアパートの近くにあるんだよ
幸い、実家と近くてな
後ろ乗って」
「じゃ、お願いします」


バイクの後ろに乗り先生の腰に捕まる
細い身体なのに力があるんだなと感じる
前に自転車に乗った時、重くない?と聞いたら重くないよと言われた
多分先生なりに気を遣ってくれたんだと思う


「あの…重かったら無理しないでくださいね?」
「大丈夫!大事な恋人をバイクに乗せるって決めてたんだ
ちなみに後ろに乗せたの、ゆぅが初めてなんだからな
彼らの時は車に乗せたけど…」


運転する先生の背中が逞しく見えた
しばらくバイクに揺られてると俺たちが住むアパートに着いた
バイクから降り案内さんに部屋を案内され中に入る
中はシンプルだが二人で住むには十分広いスペースになっている
アパート自体が新しいみたいだからきっと高級アパートなのだろう
まず家具を揃えたい俺は先生に買い物に行こうと頼んだ
そしたら快く返事してくれたので案内さんにデパートの場所を聞きまた先生のバイクに跨りデパートに向かった

/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp