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初恋物語

第5章 記憶喪失


唇を離すと気になってたことを聞いた


「先生、どうやって記憶が戻ったの?」
「ゆぅの声が聞こえたんだよ
それとオレが以前言った言葉がオレの記憶を取り戻せた
夢の中の話をするが聞くか?」
「うん!」


俺を強く抱きしめながら先生は語り始めた


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誰かの声が聞こえる

ー先生!ー

先生って誰?これはオレの記憶なのか?

ーもしオレがゆぅクンのこと気になってるって言ったらどうする?ー

どこかで言ったことがあるような?
ふと言葉だけだったのが映像と共に流れる
ここは…ゆぅクンの部屋?

ー俺、先生が好きなんですー

赤くなってる彼が可愛く感じる
部屋の中で夢中に愛し合ってるように見える二人に頭がズキズキと痛む
次々と映像がかわっていき廃墟みたいな場面が浮かんでくる

ーやめろー


そこで映像は終わった
廃墟の映像を見てるときだんだん忘れていた過去が蘇ってくる
なんで大事な記憶を忘れていたんだろう
そうだ、あの時彼を守ることだけを考えて身体が動いたんだ
気がつくと彼はオレのお腹の上で泣いてる
愛おしい、誰にも渡したくない
目を覚めると涙を流している彼
涙を流している彼は誰よりも綺麗だ
純粋で儚くて綺麗で…時折寂しそうにオレを見て…
唇を奪うとすぐ赤くなってく彼が可愛くて
いつか彼を襲ってしまうんじゃないかと思うと怖い
けどだからこそ目の前にいる愛おしい恋人を愛そう
そう思いながら強引に彼の唇を奪った


「…っ、先生」
「可愛いな。もっと奪いたくなる」
「誰か来たらどうするんですか!」
「その時は見せつけてやるよ
オレの大事な恋人だってな
同棲するからもっと刺激的な毎日を送ろうな」
「せ、先生の意地悪」


顔を赤くしながら出て行った彼に頬が緩まる
その意地悪を好きになったゆぅは世界一可愛いなぁ
そう思いながらオレも荷造りしようと部屋に戻った
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