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初恋物語

第3章 初恋


「先生、まだかな」

今、俺は生徒会室の扉の前にある壁で寄り添っている
俺がここにくるまで結構時間がかかった
事の発端は数分前に遡る
勉強でわからないことがあったので先生に聞きに行こうにもどこに行ったのかわからない
廊下を歩いてるといつも赤城先生と一緒にいる2年の南条瞬と遭遇した


「瞬君、柊先生見なかった?」
「いえ、見てないですね
あっ雅楽先生!」
「おう、瞬。相変わらず可愛いな
君がアイツの生徒のゆぅ君かな?」
「そうですけど。何かあったんですか?」
「いや、君が気にすることではないんだ
ところで急いでたみたいだけどどうした?」
「勉強でわからないところがあったので聞きに行こうかと
どこに行ったかご存知ですか?」
「生徒会室に行くって言ってたような「生徒会室ですね、わかりました」あ、おい!まだ話終わってないぞ」
「先輩、行っちゃいましたね」
「だな。はぁ、彼大丈夫かな
アイツ、どうすんだよ」
「きっと大丈夫ですよ、あの人と彼」
「だといいんだけどな
アイツの元カノが何か企んでる気がする
あの事件みたいにならないといいんだれど」
「???」


残された二人がそんなことを話してるとは知らず生徒会室の前についた
そして振り出しに戻る
それにしても先生、中で何してるんだろう
ボーッと待っていると生徒会長が中から出てきてそのまま通り過ぎていった
気のせいかな?なんか睨まれた気がする
その数分後に先生が出てきた
俺がいることに気づくと驚いた顔をしている

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