第9章 紫の色
アリス「二人は何を言いたいの?」
耳打ちでロビンは私に言う。
ロビン『シーザーからドフラミンゴの情報引き出すのよ』
いや、初対面の相手にそんな情報教えないと思う。
後ろからローの声がした。
ロー「何をしてるんだお前ら」
アリス「あのさ・・・・・・・・」
やばい何を話せばいいの?
沈黙が続く。
アリス「私・・・ごめんお風呂行ってくる」
緊張したわけではない。
話題が思いつかない。
30分後 甲板に行くとシーザーしかいない。
傍に行きしゃがみこんで話しかける。
アリス「ねぇ、ローは何の話題が好きなの?」
シーザー「知るか」
あれ? 以前交流あったのではなかったけ?
アリス「交流したことあるんでしょ?」
シーザー「ローとは研究の事しか話したことないから個人的な事まで俺は知らない」
研究かぁ確かシーザーって毒ガスの研究をしてたんだっけ?
アリス「毒ガスの研究してたんだっけ?」
シーザー「なんでお前なんかに、まあいい。 毒ガスも研究してたがもう一つ研究していた」
もう一つ?
アリス「もう一つ?」
シーザー「子供を巨人化に変える薬の研究」
こんなにべらべら喋ってくれるんだ。
するとキッチンのドアが開いてサンジが、銀のトレイを持って私にオレンジジュースを差し出しながら言う。
サンジ「アリスちゃん~これ夜の風呂上りのジュースだよ~」
アリス「ありがとう」
受け取ってサンジはキッチンに戻った。
てゆーかサンジは私が何故風呂上りだって知ってるの?
アリス「ロビンかブルックがキッチンに三十分前入ったりした見てるでしょ?」
シーザー「入ってない二人とも」
じゃあなんで?
アリス「なんで?」
シーザー「簡単なことだ、ロビンは夕方に風呂上りにキッチンへナミは昼に入ってる後の一人はお前しかいない」
成程確かに私しかいなくて、残り風呂に入るのは男子。
チョッパーが甲板から出てきて私に話しかける。
チョッパー「アリス薬作るの手伝ってくれないか?」
アリス「いいわよ」
立ち上がって医務室に入る。
粉にするためにすりつぶす作業みたい。
チョッパー「なぁ、アリスはシーザーと仲が良いのか?」