第9章 紫の色
このまま話す機会を失ったら、運命を逃すでしょう。
性格は基本は仕事熱心で背は高い、悪魔の実を食べている可能性大。
それしか書かれていない。
本棚に戻して、椅子に座るとロビンが顔を上げて私に言う。
ロビン「あら? もう本読み終わったの?」
アリス「うん、なんか私の運命の人ね性格は基本は仕事熱心で背は高い、悪魔の実を食べている可能性大だって」
ロビン「背が高い、悪魔の実・・・・・」
ロー? かな。
けれどあなたの運命の人は、身近にいるようです。 しかしその人はあなたの味方になるかは、あなた次第。
ローは味方ではない。
そもそも自分の船を持っていて船長だ。
ロビン「アリスもう一つだけ、教えてあげる運命の人はね話をしてるだけで落ち着くとか特徴が様々あるの」
流石ロビンいろんなこと知っている。
部屋を出てローを探す。
ブルックがいた聞いてみよう。
アリス「ブルック」
ブルック「おや、アリスさんどうかしましたか?」
アリス「ロー知らない?」
ブルック「ローさんならば、今お風呂ですよ」
タイミング悪い。
ブルック「ローさんに何か用事でしたか?」
用事があったから居場所を聞いた。
アリス「うん、さっき読んだ本がね」
ブルック「本の話ならば、ロビンさんでもいいんじゃないんですか?」
私が出てきた部屋から、ロビンが出てきて笑いながら言う。
ロビン「ブルックも背高いけど、私達の仲間よ」
ブルック「あの何のお話で?」
話をしてしまったロビン。
ブルック「そうでしたかヨホホホ・・・あの・・・・」
何か言いたげなブルックだ。
アリス「どうしたの?」
ブルック「背が高くて、能力者で仲間になっていない人もう一人をお忘れですよ」
誰? この一味にいた?
ブルックの視線を合わせると、そこにはシーザーがいる。
目が合うと不思議そうな顔している。
私はブルックの方に視線を戻し言う。
アリス「あれは人質でしょ?」
ブルック「人質ですが、心理テストの本では話のチャンスを逃してはいけないと書かれていたはずです」
ロビン「確かに書かれていたわね」
二人して何が言いたいの?