第1章 緑色の恋
次の日
街を一人で歩いていると、昨日の女性が話しかけてきた。
女性「ちょといいかな?」
アリス「何でしょう?」
女性「私ね、貴方みたいな地味でモテそうにない貴方にね、ゾロ君は相応しくないじゃないかと思ってね。 譲ってくれないかな?」
可愛い顔して、毒舌
アリス「私だってゾロのこと大好きだもん! 貴方になんかに譲らない!」
女性「私ならこの街で、ゾロ君が大剣豪になってその時に大手を振って迎い入れて、お嫁さんになって二人で家庭を築くよ。 でも貴方は同じ海賊仲間でしょう? ゾロ君の負担になるじゃない?」
ゾロの負担? 同じ海賊仲間だ。
確かに正論かもしれない。
アリス「私はゾロの側にいて、サポートが出来るから側にいたいの!」
女性「それって仲間でも出来るじゃない? 恋人同士じゃなくても」
アリス「貴方になんか負けない!」
女性「そう、またね勝ち目のない戦い楽しんでね」
去って行ってしまった。
私は船に戻って、あの女ときたらムカムカする。
トレニーグルームに行きゾロに先程の出来事を話す。
ゾロ「正直言って、あの女は重いな」
勝ったーーーー!!
心の中で叫ぶと、私に取り憑いてるアルティが話しかけてきた。
アルティ『ウルセェぞ、静かにしろ。 そもそもおめぇさんゾロに返事すらもらってねぇだろうが』
そうだった! 忘れてた。
5日後
19時になって私は海岸にいた。
花火大会が始まる。
空には綺麗な日の花火が打ち上がる。