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色とりどり

第4章 赤色の恋


三時のおやつも食べて、私はルフィの鈍感さに呆れた。

アリス「ルフィ」

ルフィ「何?」

アリス「あのね、私ね好きな人がいるの」

ルフィ「へぇ~知ってる誰か」

もしかして、気づかれてたの?

ルフィ「シャンクスだろ?」

はぁ? どうしてそうなるの?

アリス「もういい、そうですね」

私はナミの部屋に入り言う。

アリス「ルフィの鈍感さには覇王級だよ」

ナミ「何があったの? 急にそんな事いきなり言って」

先ほどのことを話すとナミはため息をつく。

ナミ「アホ船長アリスは勘違いの発言でも前にあった?」

勘違いの発言? 

何だろう?

思い出した。

昨夜甲板でルフィと夜空を眺めながら話をしてた。

その時私は告白をしそびれて、今日デートに誘ったんだ。

ルフィ「でな、シャンクスがな・・・・」

楽しそうに話すルフィにつられて笑顔になる。

これしか思いつかない。

アリス「昨夜ルフィがシャンクスの話をしてた」

ナミ「う~ん、つられて笑顔ねぇそこでルフィは勘違いをしたのかも」

どうしたらいいの?

ナミ「ストレートに言った方がいいかも」

ストレートに言う。

チャンスは夜になって訪れた。

二人きりのキッチンでのこと。

ルフィは転寝をしてる。

可愛い。

アリス「ルフィ大切な話があるの」

顔を上げるルフィは首を傾げて言う。

ルフィ「大切な話?」

アリス「私ね、シャンクスのことを」

ルフィ「今シャンクスは何処に居るか分からないぞ」

立ち上がって言う。

アリス「私は・・・・」

ルフィ「アリスの気持ちは分かった、落ち着けよシャンクスの話ならいくらでもしてやるから」

この人は私の話を聞かない。

部屋を走って出て行く後ろで呼ぶ声がしたけど。

私は勢い良く船を飛び出した。

町について後ろを振り返ると、ルフィは追いかけてくる気配はなくて。

???「おいネーちゃん可愛いじゃねぇか、こんな夜遅くにどうした? 家まで送ってやろうか?」

前の方ではチャラ男が二人いる。

無視をして通り過ぎる。

酒でも飲んで忘れよう。

チャラ男「何処行く俺達を無視しようとは」

急いで走る。

振り切れるだろうか?
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