第4章 赤色の恋
ロビン「レンタルしてアリスと私デートしたいわ」
私もロビンとデートしたい。
アリス「でね、ルフィとレンタル屋に行ってベリーが足りなかったの」
ロビン「あらそれは残念ね、アリスがレンタル屋にきたら私が店主だったらタダで貸すのに」
バンとドアが勢い良く開くとルフィが入ってきた。
ルフィ「アリス、サンジがこれおやつだって一緒に食おうぜ」
ロビン「私の分も取ってこようかしら」
部屋を出て行ってしまったロビン。
ルフィは部屋を出て行ったロビンの隙をついて、私の手首を取って部屋を走って甲板のベンチではゾロが寝てる。
その横にルフィは座る。
ルフィとゾロの間になぜか私が座らせられる。
なんで?
ルフィ「よし! ここなら安心して食える!」
大声を出したルフィ。
ゾロが起きちゃうよ、昼ねの邪魔をしたら悪いよ。
あれ起きない。
ルフィ「おいアリス、何ゾロばかり見てるんだ」
フォークに一口大にし物を、私向けていた。
アリス「何?」
ルフィ「あーんするんだよ、何時もロビンとやってるだろう」
後ろに下がる。
少し顔が赤くなる。
背中にゾロの身体に当たってしまう。
アリス「無理だよ、普通に食べよう」
後ろでゾロの声がした。
ゾロ「お前らさっきからうるせぇ」
立ち上がるゾロは展望台室に行ってしまった。
ルフィ「あーん」
こうなったルフィは退かない。
諦めるしかないのかな。
アリス「あーん」
口を開けてケーキを食べる。
ルフィは笑顔で言う。
ルフィ「美味いか?」
アリス「うん」
ルフィ「俺にもやってくれ」
今度は私?! 無理心臓が飛び出そうな行為。
もしかしたら失神してしまうかも。
ケーキを渡されて、フォークを握らせられる。
手を触っただけでも、心臓が鳴るのに『あーん』なんてできるの?
ケーキを見つめる。
切り取る。
フォークを持った右手が震える。
左手を添えて手汗を掻いてきた。
こうなったら勢いも大切だ!
パクリとルフィは満足そうだ。
待って、右手で持ってるフォークを見つめる。
これって間接キスになるの?
ロビンとしてるときは別のフォークでしてた。
ルフィ「アリス顔が赤けぇぞ風邪か?」
風邪ではない。
これは体温が熱くなってるだけ。