第3章 水色の恋
夕方にになった頃合いに、私はナミの部屋の前でノックをした。
アリス「ナミ? 入るよ」
ナミ「アリス? どーぞ」
ガチャリと開けると、ロビンとナミがいた。
浴衣を着付けてくれるロビン。
その間にナミが私の髪を結ってくれる。
アリス「ねぇ? ロビンとナミは浴衣を着ないの?」
ニコリとロビンは、一瞬だけ微笑んで帯をキュと締めて言う。
ロビン「夜に街の中央で、橋の上で待ち合わせの人に驚かせたいでしょう、アリスがこんなにも可愛いんだってね」
誉めてくれるのは嬉しい
アリス「ルフィが待ち侘びているだろうから、そろそろ行くね」
私は女子部屋を出て甲板に降りる。
アリス「ルフィお待たせ」
ルフィ「おう! 行こうぜ」
私の手を引くルフィは、船を降りて二人で街に出る。
人で賑わってて、ルフィは目を輝かせて言う。
ルフィ「食物食おうぜ!」
そうゆうルフィは目的なのね。
分かっていたけどね。
まずは肉を両手に持つルフィ、嬉しそうすると後ろから声がした。
ロビン「さっき食べたのに、ルフィはよく食べられるわね」
後ろを見るといつの間にか、ロビンが来ていた。
ルフィ「ロビンも来たのか? 一緒に楽しもうぜ」
どうして、ロビンが来たのだろう。
何だか機嫌が悪い。
アリス「ロビン機嫌が悪いけど、何処か具合が悪いの?」
ロビン「「いいえ、平気よ体調は悪くないわ」
なら良かった。
ルフィに連れられて、金魚釣り、射的をやってる途中でロビンが話しかけてきた。
ロビン「私ねフランキーに嫉妬してたの」
えっ? どうゆうこと?
ロビン「分からない顔ね、その顔も可愛いわ。 実はね私ねアリスのこと、大好き過ぎて嫉妬してしまったの」
それで、フランキーに気があるフリを?
アリス「ロビンはフランキーのこと、男の人として好きかと思った」
ロビン「フランキーのことを? ありえないわ、変態だもの」
ルフィがお菓子を両手に抱えて、満面の笑顔で私達の元に来て言う。
ルフィ「当たったぜー! ロビン? アリスどうした? 気まずい空気が流れてるぞ」
ロビンは突然ルフィの、腕を持ち私の方を振り返って言う。
ロビン「今夜はフランキーに、アリスを譲るわでも次は私と二人きりで過ごしてね」
私は首を縦に振って、街の中心の橋の元へと足を向けた。