第3章 水色の恋
ウソップ「あれには強度が足りなくねぇか?」
フランキー「鉄にするか・・・底を鉄製にして・・・・」
すると鉄を底に打ち込むが、中心だけ小さな穴が空いてる。
アリス「穴空いてるよ」
フランキー「これでいいんだよ、アリスここまでだお前に手伝ってもらうのは、ほぼ完成したから後は仕上げするから」
作業場から出て行き、私は測量室の中に入るとナミとロビンが驚いた顔で見て言う。
ナミ「もう帰ってきたの?」
ロビン「早かったのね、船大工さんと進展あった?」
首を横に振って私は余ってる椅子に座り言う。
アリス「そういえば、ウソップがね」
ナミ「何でウソップがそこで出てくるのよ」
アリス「待ってナミ、ウソップが言ってたの『私は幸せ者だな、フランキーはな』でフランキーが材料を持って部屋に戻ってきたの」
二人は顔を見合わせて、ロビンは言う。
ロビン「アリスあなた、上空の花が前に好きって言ってたでしょう?」
そういえば、ロビンと前にフランキーがまだ仲間になる前にロビンと好きな物について話してたなぁ。
ナミ「それがヒントよ、ウソップが言ってたことと繋がるわ」
考えてみた。
私が花火が好きで『私は幸せ者だな、フランキーはな』長い筒?
アリス「分からないよ」
いくら考えても接点が繋がらない。
ナミ「分からないままで、いいじゃない。 それより明日私の部屋に夕方に来なさいね」
明日に何かあるのだろうか?
甲板に出て思い出した、夏祭りだ。
きっとナミのことだから、浴衣でも用意してくれてるのかな? でも誰に見せるとでも言うの?
ロビンが着たらきっと、綺麗な美少女のお姉さんで私なんか着たらただの子供にしか見えない。
胸だって小さいし。
ナミやロビンが着たらいっぱいナンパされるのだろう。
すると目の前に差し出された、苺のショートケーキ手を見るとフランキーの物だ。
フランキー「何を下向いて歩いてるんだ? おやつだぜ」
顔を上げて皿を受け取り、フォークにケーキを刺して口に含むと甘さが広がる。
アリス「美味しいね」
フランキー「スパーに美味い」
後ろからロビンの声がした。
ロビン「あら? 今日のおやつはショートケーキ?」