第4章 エフラファ
ここは南の海(サウスブルー)の大きな島。
島の名はエフラファ。
ここは王の支配する王国だった。
とは言っても王は貴族を作らず市民たちを苦しめるようなことはせず、市民から好かれる王族だった。
王族の構成は王、王妃、第一王子、第一王女、第二王女、第三王女だ。
街も活気溢れていた。
だが王には一つ心配があった。
それは第二王女のことだ。
第二王女が生まれたとき彼女は左二の腕に翼の模様をもっていた。
それはエフラファに古くから伝わる伝説と同じだった。
『聖獣使い』
それは世界政府にとって邪魔な存在だった。
大人になるにつれその模様は消えたが彼女が聖獣使いのお生まれ変わりであることは確かだ。
政府にバレなければ問題ない。
だが王は心配し第二王女アリスに護衛兵をつけた。
護衛兵の名はオルファー。
これはアリスの悲しき物語・・・