• テキストサイズ

【黒バス】今夜もアイシテル

第35章 デコレーション







「や、木吉さ……そんな、の」

「じっとして」

肌に落とされるヒヤリとした感覚に、自然と反応する腰が淫らにうごめいた。

「結が勝手に動くから……ホラ、こんなトコにも」

脇腹に飛び散った生クリームを塗り広げながら、ゴツゴツとした指が、丸みのある身体のラインをたどって下半身を目指す。

「あ、やだ……っ」

足の間をざわりと撫でる指先に、結はシーツの上で大きく跳ねた。

「触る前からこんなトロトロにして……いやらしいな、結は」

「ちが……っ」

「カラダは正直だぞ。ホラ」

ツプリと音を立てて侵入する太い指を、抵抗なく受け入れる身体が、乱れたシーツをぐっしょりと濡らしていく。

「ん、うっ」

浅いところを焦らすように擦られて、もっと、とつい求めそうになる唇が酸素を求めて喘いだ。

「……ふ、ぁっ」

「もっと欲しいか?」

首を横に振る仕草とは裏腹に、貪欲に引き込もうとする収縮に誘われるまま、木吉は増やした指を奥に滑らせた。

「アっ!ん、ん……っ」

ビクンと弾ける膝が、さらなる快感をねだるように逞しい腕を強く挟みこむ。

「凄いな、ナカ熱くて溶けそうだ。俺の指、好きか?それとも」

「やぁ、木吉さ……お願い、焦らさない……で」

「うまそうだ」

首筋に、鎖骨に、胸の頂に

飾り付けられた生クリームが、体温でじゅわりと溶けた。





/ 521ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp