第7章 なな
あーどうしよう…
何から説明すればいいのかな?
『んー…』
?「うわぁ!?光くん待って待って!!!」
?「うぉ!わりぃわりぃ…」
?「ごめん、そこあけてくれない?」
私が考え事を廊下の真ん中でしていたせいで通れないらしい。
『あぁ!ごめんなさい。ドラム運んでるんですか?』
?「そー。防音室端っこにあったから運び込もうかなって。」
さすがに、部屋でダンダン叩くのはね?
と苦笑いした長身の男性。
藪さんとはまた違ったテイストの長身ですな…
?「なんか顔についてる?」
『いえ、きれいな顔立ちだなと…』
正直に思ったことを口にすると驚いて目を丸くした。
?「俺、中島裕翔。よろしく」
?「ゆーと、抜け駆けはよくないぞ!」
中「そうじゃないよ、挨拶しただけじゃん。この人は八乙女光くん」
よろしくねん☆
そういいながらウィンクをしてきた。
?「Hello 岡本圭人です。Nice to meet you.」
やっぱり色濃いな…
?「あっここにいたの!?」
うわぁ、チャラそう…
茶髪と金髪の間の髪色をした青年が走ってきた。