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家政婦、始めました。

第9章 きゅう



『もう夕飯の時間か…』

なんか、メニュー考えないと。

質問会から5時間がたち今に至る。

あっ、山田さんだ。丁度いいところに!

『山田さーん。』

山「なに?井上さん」

『夕飯何がいいですか?』

山「カレーとかでいいんじゃない?なんか無性に食べたい。」

カレーか…

『知ってましたか?山田さん。カレーを無性に食べたくなったりするのって風邪の前兆だったりするんですよ?』

山「えっ」

『あくまでも、可能性が高いってだけの話です。思い当たる節があるのなら気をつけてくださいね。それじゃ、今晩はカレーにします。ご協力ありがとうございました。』

ぺこりとお辞儀をしてキッチンへ向かった。

山「マジ…かよ…」

確かに思い当たる節がある。今日はさっさと寝よう。

そう思う山田涼介なのだった。

一方由紀の脳内はと言うと…

『(やっべー、私決まってたかな!?なんか凄いあの人って思われたかな!?)』

このざまである。

しかし、こんな事をしているが割と頭の良い大学を首席で卒業していたり。

それでも、就職口に拒否されるのだから

《バカとなんとかは紙一重》

とこの言葉通りなのだろう、納得だ。

そして、影から一部始終彼女の姿を見ていた八乙女光氏は1人衝撃を受けて固まっていたという。(中島裕翔より)
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