第1章 ようこそ、ホグワーツへ
その後ダンブルドアさんから聞いたのはこのホグワーツのこと、魔法界のこと、魔法のこと。
「……で、とりあえず私はどうすれば?」
突然飛ばされた異世界で、運命を変えるために魔法の勉強に励む。
……まさに勇者だな、素敵。
「君のことは編入生として迎え入れよう。そうじゃな、必要な物を買いに行かねばなるまい」
「杖とか?」
「他にもたくさんじゃ。わしはちと用がある、代わりといっちゃなんじゃがハグリッドに同行させるかのう」
ハグリッド……?
「校舎を出て少し行ったところに小さな小屋がある。ハグリッドにはわしから話しておこう。」
ダンブルドアさんはそう言い残すと消えてしまった。
「え、ちょっ待っ」
……とりあえずその小屋に行ってハグリッドっていう人に会わないと。
その人と一緒に杖を買いに行って、正式にこの学校に入学する。
そして魔法を学び、学校生活をエンジョイし、後々は世界を救う。
んで元の世界に帰る。
勇者もびっくりのシナリオだな。
学校生活をエンジョイ?
ふざけんな私のコミュニケーション能力舐めんなよ!!!!!!
編入生はハブられると相場は決まってんだよ!!
もうなるようになりやがれ!!!
ハグリッド探すぞ!!!