第1章 澤村大地
今度は唇に触れ合うだけの優しいキス。
その後、私の肩に頭を乗せた大地さん。
「…アレだな。今回実感したけど俺は沙奈がいないとダメになるらしい」
「わ、私も大地さんがいないと、あ。…やっぱりバレー部のみんないないとダメになるかもです」
そう言うと、大地さんは私の両頬をつまんで至近距離で見つめ合う形になる。
「……他のヤツなんて見るなよ。俺だけみとけ」
大地さんの甘めの言葉に赤くなりながらも、ついにやけてしまう。
少し拗ねた大地さんの可愛い顔を見れるのは私だけの特権。
これからもよろしくね、大地さんっ!
Fin.