第37章 新たな展開
二人は黙って歩いていると
路地裏の暗闇から
人がゆっくりと出て来たのだ
私と彼女が驚いて見ると
彼が恥ずかしそうに立っていた
大倉「今日は仕事が早くに終わったんや
でも、友達を一緒なら次にしようか?」
彼は私の顔を見て嬉しそうに言った
「仕事場の人で…
今日、実は助けてもらって…」
すると隣に立っていた彼女は
突然
興奮したように話し出した
「関ジャニ∞の大倉さんですよね…」
彼はその様子を見て
少し笑いながら答えた
大倉「そうやけど」
「私、大倉さんを尊敬してるんです
実はバンドをしてまして
ドラム担当なんで!」
その言葉を聞くと
彼も嬉しそうに
大倉「そうなんや」
「はい、それよりも驚いたのが....」
彼女は私を見て
「シンデレラがここに居たなんて…」
彼女は私を見て嬉しそうに笑った
彼には何の事か分からずに
不思議そうな顔をしていた
でも彼女は構わず続けたのだ
「あの人たちが知ったら
どんな顔をするんだろ」
そう言い笑い続けたのだ
私は一指し指を立てて
「しーっ」
すると彼女は
「分かってます
誰にも言いません」
大倉「なぁ、俺には話してくれん?
意味が分からんねんけど....」
少し拗ねた顔をしていた
私と彼女は彼を見て
笑いながら説明しながら
私は少し嬉しくなっていた
私の傍で彼以外の人が楽しそうにしている
そんな事は久しぶりだった
もしかしたら
私にも味方が出来たかもしれないと
感じていたのだった
私の世界が
少しづつ変わって来ている事を
感じ始めていたのだ