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モノグラム

第31章 恋愛は




 私と大倉さんと出会ってから

私の心は明るくなっていた


明日に

希望と夢を

持つ事が出来るようになったが



でも

二人の付き合いは

マネジャーに認められてなかった



私も大倉さんもどうしたらいいのか

分からなったから

仕方ないと思いながら

その問題に目を伏せて

隠れるように付き合っていたのだった






 付き合う前と変わらず

私の仕事終わりを

彼が迎えに来ていた


今までは私の店の前だったが

今では帰り道の途中で

彼が待ってるようになったのと





大倉「お疲れさん」


彼が隠れていた道から

優しく声をかける


私は照れ臭そうに微笑むと


彼は、当たり前のように私の手を握った



そう

少しづつだが

私たちは恋人らしくなっていた




大倉「なぁ、今から

ドライブでもせん?」



「私はいいですが

明日の仕事は大丈夫なんですか?」


彼は嬉しそうな顔をしながら


大倉「夜のラジオだけ」


私は

その言葉に安心したように答えた


「じゃ、一時間だけ....」



大倉「了解....」



彼はゆっくりと歩き出した

私は引かれるように歩いていく



「そう言えば、皆さんは元気ですか?」


大倉「元気やで

またヤスが一緒にご飯に行きたいって?」



「いいですね....」



私は俯きながら微笑んでいた

この恋は安田さんの一言がなければ

どうなっていただろと

思いながら



大倉「そしたらさぁ

マルも行きたいって言ってた」



彼の言葉を聞いて喜んだ



「私も、ぜひ会いたいです....」


私は

丸山さんの言葉がなかったら

勇気をだす事は出来なかったと

感謝しきれなかった



大倉「なぁ?」


彼の言葉に私は不思議そうに見た


大倉「まさか

マルのファンちゃうやんな?」



彼は何故か心配そうに言う

私は笑っていた



別にファンでもいいはずなのに

これは完全に焼きもちを妬いていると

私は察したのだ







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