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モノグラム

第30章 告白





「お、大倉さん?」



私が心配して

彼の方に近づくと

彼は突然、睨みつけてきた



大倉「これは、夢ちゃうやんな?」



彼の言葉に笑いながら



「現実です....」



すごい力で私は抱きしめられた



「大倉さん、ちょ、ちょっと痛いです」



あまりの痛さに暴れながら

彼を見ると




彼は泣いていた




「........」



黙って抱きしめられることにした



すると小さい声が聞こえてきた




大倉『絶対に幸せにしたる.....』




彼はそう何度も何度も

泣きながら呟いていたのだ




その声を聞き私の胸は

今までにない熱さを感じていた



「こんな奴ですが

よろしくお願いします」



そう私は彼に告げて彼を始めて

抱きしめた



大倉「望むところです」


彼は泣きながら

私を抱きしめ続けていた




車内の外は明るくなり始めていた

私たちの未来のように

清々しい朝になっていた



私を彼は離れる事を拒否するように

その朝を感じながらも二人で

いつまでも抱きしめ合いながら

過ごしていたのだった





ここまで、遠回りして

かかってしまった時間を愛おしむように

お互いの肌の温もりを感じていた



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