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モノグラム

第28章 転機?




 その事に少し驚いた様子だったが

丸山さんはちょっと笑って


丸山「分かったちゃんと話すな」


私は、静かに頷いた


丸山「首謀者の大倉に

見張りが付いてしまったんよ

まぁ、君の店をあんな風に

パニックに近い状態にしてもうたから....」



私はその言葉にため息をついた

それを見た丸山さんは

何故か嬉しそうに微笑んでいた



丸山「でも、大倉が待ってて欲しいて....」



私は丸山さんを強く見つめた



丸山「どなんしたん?」



「いえ....」



私は静かに首を振った


とても悲しかった

そんな事になっていたのを

知らずに過ごしていた事が

彼がそんな事になってた事が


なのに私は自分の事ばっかり考えていたのが





丸山さんは笑いながら言った


丸山「大倉がね

心配してうるさいねんなぁ....

見る?」


そう言うと

私に自分のスマホを見せるように

前にだしてくれたのだ



私が画面を見ると



≪彼女は大丈夫か?≫


≪泣かせんようにして、すごく我慢するから≫


≪頼むからちゃんと話してな≫


≪ほんまに、よろしく頼む≫


≪どうやったか報告を頼むで≫


≪彼女は元気か?≫


≪俺の事を怒ってない?≫


≪俺、嫌われてたらどうしよう?

つうか忘れられてたら?≫



私は、笑いながら読んでいた

そして目からは涙がでていた


それに気が付いた丸山さんは驚いて



丸山「えっ?えっ?」


オロオロする丸山さんに

私は涙を拭きながら微笑んだ


「すいません、大丈夫です....」



丸山「でも大丈夫なら、泣かへんやろ?」


私は丸山さんに心配をかけまいと

必死で涙を拭いた


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