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モノグラム

第69章 夜





私は、母と話しながら

首を振り返事をした

その姿に彼は小さく笑うと

また運転を始めた





親に友達と

カラオケで朝まで過ごすと

嘘を付いた





少しだけ

罪悪感があったが




私は

彼と過ごすこれからの時間に

ときめいていた





でも彼は涼しそうな顔をしていた






男の人にしたら

こんな時は

どんな気持ちなのだろ?




私は考えていた





女の私はこんなに

胸がときめいているのに

彼は楽しそうにしている





もしかして彼は

ただ過ごすだけなのかも一緒に





そうなら

私は何を考えて

ときめいているのだろか






自分を思うと私は恥ずかしかった

考えながら一人で焦っていると






大倉「なぁ、さっきからどなんしたん?」





彼が少しだけ笑いながら言った






「いえ・・何もありません」






私は自分が考えていた事を

言えるはずがなかった

私は静かに俯いた




大倉「・・・そっか」





彼はそう言うと

微笑みながら運転をした




私は

今からの時間を思って

街の景色を見つめていた






今夜、もしかしたら自分が

変わる事が出来るかも知れない

私は変わりたい

そう願っていたのだった



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