第68章 誓い
そんな私を
嬉しそうに彼は見ると
大倉「やから、もう俺の事を隠さんといてな」
「・・・・・はい」
私は涙を浮かべて微笑んだ
本当に嬉しかった
心のどこかでは
寂しかったのかも知れない
この隠している関係が
誰にも彼の事を言えな関係が
平気な顔をしていても
正直な心は寂しかった
それを私は知った
なんか自分は弱いと思い
それが異様に照れ臭く感じてしまい
静かに顔を俯けると
彼は静かに顔を近づけてくると
私の唇を自分の唇で塞いだ
「・・・・・・」
愛の感覚を私は感じていた
幸せを・・・・
唇を離しながら彼は
大倉「・・・なんも
心配せんでええよ」
そう言うと、更にキスをしてきた
甘く長いキス・・・・
心配しない事なんて
出来るわけない
人はどんな小さい事も
心配するもの人だから
私も
今からの見えない未来を考えると
心配してしまうが
この彼の温もりを私は幸せを
信じていた
私は決めていた
これからは私も強くなろうと
彼と共に未来の為に
何があっても戦って行こうと
そう決めながら
彼とのキスを続けていたのだった
私が強く生まれ変わった夜だった