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モノグラム

第46章 夢のあと







彼は目をつぶり

スマホを耳にあてていた



大倉「・・・・・・・」



すると突然に

彼は飛び起き部屋の時計を見だした




大倉「すいません、直ぐに用意して行きます」



私はビックリして彼を見た

彼は青い顔して電話を切った




「大倉さん・・・・」



その様子が心配で

私は聞いた



大倉「撮影やったのに

寝坊してもうてる・・・・」



「えぇぇぇぇ!!!!!!」




彼は私の顔を見ると

笑いながら




大倉「大遅刻や・・・・」



笑ってる場合ではないが

こんな時に

少し余裕のある彼に驚いたが




「大倉さん

急いで準備して下さい

部屋を片付けときますので」



そう伝えると

テーブルの上の物を

私は片付けようとした



その手を突然掴んだ



驚いて彼を見ると



大倉「おはようさん・・・」



そう言うと

優しくキスをした



私は嬉しかったが



「そんな事をしてる

場合じゃないでしょう!」



一喝すると

彼は少し寂しそうな顔になったが



大倉「はぁ~い」


返事をすると渋々と動き始めた




私は手の掛かる

子供のようだと思いながら

笑っていた





彼の準備が整うまで

片付けをしながら思っていた



もし

未来でも二人で一緒にいれるなら

毎朝、こんな風なのかなぁ?



なかなか起きない彼を起こして

でも嬉しい事が起こって



大変だけど

でも笑顔の毎日の

素敵な未来が待っているのかな?




私は彼の部屋で

一人

甘い夢を見ていたのだった






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