第46章 夢のあと
私が目を覚ますと
いつもと違う天井が見えた
「!!!!!!!!!」
私は驚いて飛び起きると
彼のリビングに寝ていた
そして、隣には彼が
気持ち良さそうに眠っていたのだ
私は昨日の記憶を必死で
思い出そうとした
楽しく話していたが
少し席を離れた時に
彼が眠ってしまったので
起きるの待っている間に
自分も眠ってしまったみたいだ
私は慌てて部屋の時計を見て
更に驚いた
すっかり朝になっていたのだ
頭の中は親への言い訳を
必死で考えていると
隣で寝ていた彼が寝返りをうった
大倉「ぅうん・・・」
パニックになりそうだったが
彼の気持ち良さそうな寝顔を見ると
怒られる事が
どうでもいいと感じてしまう
親に怒られても一緒にいたい人・・・
「やっぱり、綺麗な顔だよなぁ・・・」
彼を起こさないように
私は足元に行ってしまってた
毛布を肩からかけなおす
しかし
彼が目が開いたのだ
彼は私の顔を見ると
嬉しそうに微笑み
大倉「夢みたいやぁ・・・・」
彼は
まだ寝ぼけていて
直ぐに目を閉じた
私は
そんな可愛い彼に笑ってると
彼はゆっくりと腕を伸ばし
掴んだかと思うと
強引に引っ張ったのだ
突然の事でバランスを崩し
私は彼の胸に倒れ込んだ
大倉「夢でも、もう離さん・・・」
そう言うと強く抱きしめて
また寝息を立て始めたのだ
「大倉さん・・・・」
私が焦って
呼んでも起きてくれなかった
抱きしめられながら困っていると
彼のスマホに着信音が鳴り始めた
眠そうな顔で彼は手を伸ばして
スマホを探していた
彼から解放された私は
まだちゃんと起きてない彼に
スマホを取ってあげて渡すと
眠そうに目を擦りながら
かすれ声で電話に出た
大倉「・・・・はい、大倉です」
電話に出てても
彼の目は覚めないようで
目をつぶったまま
相手の話を聞いていた