第1章 素敵なクラスとご対面*
翌朝。
『『ちっ、遅刻だぁああああ!!!!』』
ベットから起き上がり、
近くの目覚まし時計を見た私は
大声で叫んだ。
なんとまあ 針は
8時30分を示している。
学園の登校時間は
8時40分まで。
そう。 つまり。
遅刻だ☆
「ヤバイよヤバイよヤバイよぉおお!!??」
大急ぎで支度をした私は、
部屋をぶち破り階段を駆け下りた。
「愛、ご飯は…」
「行ってきますぅぅう!!!!!」
ダイニングにいる母の前を
高速で通り過ぎ、玄関を飛び出した。
なんと眩しい日差しだろうか。
「ってぇ!今は
そんな場合じゃないのぉお!!!!」
私はまだ履きなれていないローファーに
足の踵を無理矢理入れながら、
死に物狂いで駆け出した。