• テキストサイズ

* クラス管理はお任せを *

第2章 おかしなクラス*





考え事をしている横で、
白石があーっと背伸びをした。



「なんかくらーい話になっちゃった。
 ごめんよ。えっと、友達探しだっけ?」


「あ、…はい。」


「焦んなくても別に大丈夫だよ。
 だって、もうここの全員が
 愛ちゃんのお友達だからね。」


「え!? 
 だって私っまだ
 皆さんと話したこともないんですよ!?」



私は声をあげた。
白石は「まあそうだけど」と
笑っている。



「それに私…まだ知らないし…」




…皆の 名前 。




「このクラスにきた者は全員家族だ。」



「…え?」




白石が首を傾げて微笑んでいた。




「おかしいよね、
 なんかすげぇキザっぽいし。

 でも、それがうちの管理人の
 モットーらしいから。」



「…家族…。」




私は、その言葉に
心が温まる。


そして、また、
管理人についてわかることがあった。






皆にすごく慕われていて、



とても、 優しい人  なんだ。








「…。」



「お?なんだなんだ?
 感動しちゃったの??」


「そっそんな顔で
 見ないでください!!
 
 本当に管理人さんに言いますよ!!?」






すごく、いい人たちに
出会えた気がした。








「あ、そうだ。愛ちゃんに
 紹介しておかないとね。

 クラスの皆の名前。」











 
/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp