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* クラス管理はお任せを *

第1章 素敵なクラスとご対面*





私は、よくわからないまま
立ち尽くしていた。


やがてはっと気づき、
教室内を見渡す。


(さ、最初から変な行動とっちゃった…!)



私は恥ずかしくなったが、
どうやらクラスの視線は

少年と男子生徒に向いているようで、
少しだけ、ほっとした。



改めて彼の方を見ると、
まだ生徒に膝蹴りをしている…。


先程まであんなに
優しそうだったのに…

やはり
人は見た目で判断してはいけないのか。


段々蹴られている生徒が
可哀想になり、恐る恐る近づいてみた。



「あ、あの…っ」



少年は蹴り続けるままこちらを向く。



「も、もうやめにしません?」



「…止めたらこいつがくっついてくる。」



「くっついてくる…?」



私が聞き返すと、
少年は少し嫌そうな顔をして、

蹴るのを止めた。


その瞬間。


「ちーちゃんっ!!!」


男子生徒がまたもガバッと
起き上がり、彼に抱きつこうとした。



(ああ…くっつくってこういうこと…)



私はその光景を見てすぐに理解した。
はっとすると、少年が隣にいない…。


「っ!!?」


焦って教室内を見渡すと、
自分の席らしきところにいた。





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