第3章 E組へ
「……………………」
「……………………」
だ、だめだ…………。気まずい。
叔父さんの腕から解放されて、俺は叔父さんの顔見れないし、叔父さんは叔父さんでいつものように何もしゃべらないので会話がない。
「(いつもは俺が喋るからなー)」
ちらっと叔父さんの顔を見るといつもの顔で味噌汁をすすっている。いや、分かっていたけど、俺1人動揺か。すこししゅんとなる。
「…………友喜。時間大丈夫か?」
はっと時計を見るとあと5分でいつも家を出る時間。
「あ、やばい!うわっ!?」
「後片付けは俺がやっとくから行け」
「うん!ごめん、ありがとう叔父さん。」