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【銀魂】ヨルのウサギ

第5章 ヒルのウサギ









アホ提督がバカ提督に変わった。

つまり、阿呆提督が神威提督に変わったのだ。

え?私?
なーんにも変わってません。はい
幹部から幹部に。です。

そんな私の前に一人の女性。



「新しく春雨幹部に所属することになった、游燐(ゆうりん)だょッ♡」


ょろしくねッ♡とキラキラ笑顔を見せつけられた。


…ピキッ



『ねぇ阿伏兎、こいつ殺してもいい?』


「いやダメだ」


「ゆーりんの事ゎ、“ゆーたん”でもぉ“ゆーぽん”でもぃぃょ?」


ピキッッ


『シネまじで。』


「サクラ抑えろ」


「いゃん♡サクラ幹部って、こゎいねッ」


『その変換なんとかしろ。そんでもって消えろ』


額に怒りマークが増えてゆく。


「ぅーん。。これゎ、ゆーりんのトレードマークだからゴメンね♡」


『謝る前に帰れ』


「サクラ、これでもこいつは団長の推薦だ…」


『はっ?神威は目に泥でも塗ってるの?』


「ゃぁーん♡サクラ幹部ぅもっと優しくッ!」



ピキッッッ!!



「!サクラやめろ!」


『…………コロス』



ドォォォォオオン!!!!










ツカツカと早歩きで阿伏兎と提督室へと向かっていた。

非常に私は怒っている。

なーんでアイツが私の部下になるの!?こっちが願い下げじゃバカタレ!!



『…会議部屋の修理費はあの“ゆーれい”もちで』


「游燐だ」


『なんなんだ!!あの女!私が一番苦手な分類ナンバーワンッッ!!』


力強く壁を蹴った。これもアイツもちだ。


落ち着けとあやされ、阿伏兎に渡されたアイツの資料を見る。



『サラビン大学卒業…って宇宙でトップレベルの大学なはずだよね、凄いじゃんアイツ。』


「それだけじゃねェ。実家が会社を営んでいる。あの有名な銃剣傘だよ」


『銃剣傘ってブランド会社じゃん!ますます凄いわ…』


少し関心していたとき、後ろに気配があった。
立ち止まり後ろを振り向く。


『…?』


「どうしたサクラ」


『んーん。なんでもー?』


そう言ってまた歩き出した。


「……」






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