第3章 吉原炎上篇
「かけ引きなんか必要ないよ。吉原がほしいなら鳳仙の旦那を殺してココを春雨のモノにしてしまえばいいんだ。」
「アホか。あの化け物ジジイにそう簡単に勝てるか止めなきゃヤバかったぜ」
『言っとくけど私達のせいで、もしも春雨と旦那で戦争始めることになったら…元老(うえ)にやられるのは私達だからね。』
勘弁してよ〜!!と頭を抱える。
「その時は…元老(うえ)も俺が皆殺しにするよ。」
あ、出た。神威の殺し宣言。
阿伏兎は服を着て神威を見つめる。
「……で、その後、あなた様は海賊王にでもなられるんですか。」
『ある意味ピッタリじゃない?』
「それもいいかもね。上にいけば、それだけ強い奴にも出会える。」
立ち上がった阿伏兎に私はマントをかけた。
ポンと頭を撫でられる。
「ハイハイ。志しの高い立派な団長をもって部下(わたくしども)は幸せですよコンチクショー」
『私は幸せより不幸が勝ってるわバカヤロ』
そう言って、襖を開けて腰に番傘を腰に下げる。
「どこ行くんだよ阿伏兎。もう帰ろうよつまいないよ。もうこんなトコ」
「帰れ帰れ。怖いジーさんに殺される前にな」
『待ってよ阿伏兎。神威が帰るなら強制的に私もじゃん。神威って操縦の仕方分かんないでしょ?』
「このまま鳳仙に貸しつくったまんま帰れねェよ。我々下々の者は団長様の尻ぬぐい、いや…
海賊王への道を切り拓きにでもいくとしまさァ。クククッ」
「頑張ってね〜」
『阿伏兎〜!腹筋ごちそうさま〜〜!!触りたかったけど今度にしとくn「このすっとこどっこい!」…照れ隠しだな。よし。』
「サクラって以外に変t『??????』なにもないよ」
『あ〜…。ねむー。』