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連れ立って歩くー干柿鬼鮫ー

第7章 磯から暁へ


「誰と戯れてるんです。相手が違うでしょうが」
おや、いっそ懐かしい声。
干柿さん。
一年ぶりだと言うのに相変わらず。今度は何に怒っているのやら。
しかし、苦しい。
本気で息の根を止める気なのか。訳も分からずこんな目に会うとは情けない。せめてこんな事になっている事情を明らかにして欲しいが、どうせまたよくわからないと流されるのだろう。
困った人だ。ハズミで人を殺してはいけない。
体から力が抜けた。
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