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連れ立って歩くー干柿鬼鮫ー

第20章 性の合わない真面目が二人


「言われずとも戻る。そもそも俺も被害者だ。あたるのは止せ」
「じゃあ何だ?茶でも呑んでくか?アイツらの愚痴で朝まで生討論か?阿呆らしい。寝ろ寝ろ」
ガリガリと頭を掻いてサソリはシッシと手を振った。角都は腕組みして窓の外を見やり、息を吐いた。
「この騒ぎも間もなく終わりだ。寸の間退屈が紛れたと思うのだな。首尾よく収まって懐が潤う事を祈る。・・・空騒ぎに終わるのだけは勘弁して欲しいところだ」
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