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連れ立って歩くー干柿鬼鮫ー

第18章 内緒


波平は湯呑みを伏せて腕を懐に潜らせた。
「今なら長老連も表だった反対は出来まいよ。一年かかったが、やっと磯は正道に戻れる訳だ。願わくは全て片付いたときに、私の傍らに私の望みがあって欲しいものだね」
波平は改めて三人を見回し、また唇に指を乗せた。
「内緒だぞ」
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