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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第4章 休符 


歌仙が最後の一文字を読み終ったとき、誰一人として言葉を発しようとはしなかった、その代わり全員の視線が鶴丸へと集まった。

彼は一体どんな気持ちで自分の手首を切ったのだろう。怖かったはずだ、痛かったはずだ、それでも彼は主の改心を願って命まで差し出した。

何故そこまで主に尽くすのか理解ができなかった。やはり鶴丸殿は主が狂ったことに責任を感じていたのだろうか。

部屋に沈黙が充満する中、遠くからドタドタと慌ただしい足音が迫ってきていた。
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