たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第3章 刀剣男士達の酔奏楽
城護先生曰く、このバイオリンの付喪神は力のある神らしいが本体の老朽化のため消滅する寸前まで重症だったらしい
そんな重症の状態が続いていたある日、バイオリンの付喪神に最後のお願いをされたらしい、それが
「自分はもうすぐ息絶える、そうなったら私をお主が使う楽器に入れてくれ、死しても音共にいたい」と
それを伝える為に自分の持ちうる最後の力を使ったらしくその後、付喪神は一度も姿を見せることなく、静かに息を引き取り、本体も決壊した
そして城護先生はその意思に従い、最高の楽器職人に最高の楽器を作らせて紅い鳥居のシンボルマーク内にバイオリンの欠片を安置して、私たちに力を貸してくれと強く願ったという
それが今使っている楽器逹だ、そして使いはじめてから一ヶ月後異変は起きた