たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第1章 序章
例の手紙が届いてから三日後、丞は松江城の天守閣にいた
時刻は午後八時、真っ暗な中一人寂しく待機している状態だ
もう一通の封筒の中には説明用紙と、手書きの手紙が入っていた
説明用紙によれば俺は本丸の主を助ける、サポート審神者としてとある本丸に配属されるらしい、で手書きの手紙はその本丸の当主からであった、そこには
『一度、直接話をしたい、三日後の午後八時に天守閣で会おう」と端正な文字で書かれていた
「でも、遅いなぁ、もう十分もたってるのに」
とため息と一緒に吐き出した瞬間
『タンタンタンタンタンタン』
「 足音?」
『タンタンタンタ、アアッー』『ドスン』
「大丈夫ですかぁぁ?」