たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第1章 序章
急いで下の階に降りると誰か倒れていた
「あのぉ 大丈夫ですか?」
「あぁ、すいません急いだら転んじゃって、、、君が鞍馬君?」
どうやらこの人が本丸の当主らしい、年齢は六十歳くらいでやせ形、愛嬌のある顔に黒ぶち眼鏡をかけた老人だった
(あれっ、でもこの人どっかで見たことあるような)
思いだそうとしていると、その人は名刺を差し出しながら自己紹介をした
「どうも、私は城護明彦六十三歳です
これからよろしくね、鞍馬丞くん」
(しろごあきひこ?、しろ、城護明彦ってまさか)
「もしかして、松木山中の吹奏楽顧問だった」
「そうだよ」
「えっと、本当ですか?」
「あぁ、本当だよ」
数秒後、今年一番の大声で「マジデスカー」と叫んだ