たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第2章 「センチュリア」
「あ、あの今日からお世話になる鞍馬丞です。えっと、皆さんには迷惑をかけることがあるかもしれないですが一生懸命頑張ります!!」
最後に一礼をすると湧き上がる拍手と何処で習ったかは知らないが指笛も甲高く鳴った
拍手が鳴りやむのを待ってから城護先生が前に出てきた
「じゃあこれから鞍馬君の歓迎会を行いま、す、が、謝ることがある人は起立!!」
急すぎな展開に訳が分からなかった
(え!?何か謝られるような事があったっけ?)
そう思っていると四、五人の刀剣男士が立ち上がった、その全員がこの合奏室で初対面な者ばかりだった
最初は意味不明だったがその中に鶴丸国永がいたことで謎はすぐに解けた
「合奏中に失敗した人達ですよね、どうして謝る必要があるんですか?」
その問いに対して城護先生が答えた