たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第7章 大いなる約束の大地チンギスハーン
刀剣男士達に不安が広がっている、と感じたのか城護先生は手を叩き、全員の視線を自分に集めさせた。
「お前らの気持ちはよく分かる。だけど決まった事だ、どうせなら楽しんでやろうや。」
「…はい!!」
「よし! じゃあもう一個ニュースがある。新メンバーを今朝鍛刀した。」
沈んでいた空気が一瞬で晴れた。粟田口の短刀(でっかい)達は自分たちの兄弟かとざわついていた。
「じゃあ、入ってくれ!」
襖がすっと開き1人、入ってきた。
「三日月宗近という、宜しくたのむ」
…天下五剣かよ…