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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第2章 「センチュリア」


急に名前を呼ばれて驚きながらも姿勢を正し、先生の方向へ体を向ける
(このトーン絶対怒ってるよ、何か怒られるようなことしたっけ?)
城護先生と視線を合わせて考える、一応思い当たる節はない
「鞍馬君」もう一度城護先生が僕の名前を呼ぶ『怒られる』そう覚悟した瞬間、城護先生が右手を僕に向かってつき出した
その意味が分からず頭にハテナマークを浮かべていると、固く握られていた拳から親指が立てられた
それは紛れもなく『GOOD』を表す物だ
「え!?、城護先、、、」
「最終面接合格おめでとーーーう鞍馬君、今日から君も我々の仲間だ!!」
要するにこの合奏自体が面接だった、それを理解するのに時間がかかったが理解すると同時になんとも言えない喜びが湧き上がってきた
「よぉぉぉぉっしゃゃゃあ!!」
心から嬉しさを表現すると刀剣男士から称賛の声をかけられ、最後には胴上げまでされた
「おめでとーーわっしょいわっしょい」
「これからよろしくーーわっしょいわっしょい」
やけに高い胴上げは僕が酔うまで休みなく続いた
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