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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第7章 大いなる約束の大地チンギスハーン


………
……


「主、全員の準備終わったよ。」

「ああわかった。お前もそろそろ、な」

「うん、わかってるよ。いつでも動けるようにしておくさ」

「主に幸運があることを」最後にそう言い残すと髭切は準備のため、店の外へと出て行った。

髭切がいなくなったことで一人になった寺町は、誰もいないカウンターて一人、煙草を吸った。

いつも吸う訳ではないが、大きな仕事の前はいつも吸っていた。

ゆっくり、時間をかけて一本を吸う。ヤニが全身を行き渡ったころには捜査員、公安の人間達はもう揃っており、定位置に着いて一般客のフリをもう始めていた。

そして最後に髭切がカウンターに座ったところで「対象者が現場付近に到着」と偵察部隊から連絡が入った。すぐに奴は来るだろう。

そしてトアベルが鳴り、「いらっしゃいませ」とマスター役が対象者を招き入れる。

さぁ、始まりだ。
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