たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動
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「主、お疲れ様です。…如何なさいましたか?」
「あ…いや、ちょっと」
刑事二人が帰った後、珍しく席に深く持たれ混んだ鞍馬に一期は声をかけた。
「主、何を考えておられるのですか。…この一期、秘密はお守りします、お教え願えませんか?」
反対側に座り、顔を見つめる一期に正直に今考えていることを話した。
「いや…あの二人、何か怪しい気がするんだ。その、、、どう言えばいいか分からないけどそう感じたんだ」
あの二人、とくに寺町からは言葉には表せられない、「敵意」みたいなモノを感じた。