• テキストサイズ

たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動


本当ならば内中原と一緒に本部に帰る筈だったが、急遽この本丸の刀達を相手にレッスンすることになった。

そうして、レッスンが終わったのは五時を過ぎになった。…正直捜査より疲れた。

「ふぅ、やっと終わりましたね。」

「そうですねぇ」

助手席に座る内中原も疲れたように返答する。元はと言えばこの人のせいなのだが。

「それで、内中原さん。何か分かりましたか?」

信号で止まると、横を向く。内中原さんは音楽オタクなのは確かだ不必要なことは絶対しない人だ。何か訳があったのだろう。

「そうてすねぇ、あの鞍馬とかいう男は何か匂いますねぇ。寺町君、彼を調べれる?」

ほら来た、やはり内中原さんは彼に疑いを持っている。そして俺にその身辺調査を依頼してきた。よくある流れだ。
/ 264ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp