たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための
第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動
「お疲れ様、遡君。いや、ーーー君。」
嫌味ったらしい声が聞こえたと思ったら、目の前に変態上司の顔があった。
「まったく、君ほど優秀な人が失敗するなんて、ビックリしたよ」
「失敗じゃないです、あの時点で市村の運命を変えました。それだけでも…」
「これ見て」
話している途中なのに変態は目の前にを本を乱暴に置く。開きたくなかったが栞の入っているページを開けた。
本の題名は「一冊で分かる。新撰組全隊員ガイドブック!」であった